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ノートPC用チップ好調、需要期効果延長も


ニュース 電子 作成日:2016年10月13日_記事番号:T00066846

ノートPC用チップ好調、需要期効果延長も

 ノートパソコン市場では、インテルの第7世代Coreプロセッサー「Kaby Lake(ケイビーレイク)」の出荷が順調に進んでいること、アップルがノートPC「MacBook」の新製品を間もなく発売するとされること、さらに台湾域内および海外の大手ノートPCブランドメーカーがOEM(相手先ブランドによる製造)、ODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカーに相次いで追加発注を行っていることから、川上チップサプライヤーの業績も大幅に向上しており、第4四半期の需要期効果が例年より長続きしそうだ。13日付電子時報が報じた。

 ノートPC市場は今年、購買意欲の不振により低迷が続いていたが、第3四半期末よりサプライチェーンで出荷が上向き始めた。その要因としては、川下で在庫水準が低下していること、および半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)業者の生産ライン逼迫(ひっぱく)を受けてノートPCメーカーがチップ調達を急いでいることが挙げられる。

 また近年、ノートPC需要の低迷を受けてブランドメーカーが新機能の搭載による平均単価の引き上げを図る一方、海外のチップサプライヤーが相次いでPC市場から撤退する中、▽祥碩科技(ASメディア・テクノロジー)▽昂宝電子(オンブライト・エレクトロニクス)▽偉詮電子(ウェルトレンド・セミコンダクター)▽立錡科技(リッチテック・テクノロジー)▽鈺創科技(イートロン・テクノロジー)──といった台湾のIC設計業者が恩恵を受けており、特にASメディアとオンブライトは数カ月連続で業績が過去最高を更新している。