ニュース 医薬 作成日:2016年10月13日_記事番号:T00066853
分子標的薬ががん治療の主流となり、分子標的薬に対する健保支出が膨らんでいる。衛生福利部中央健康保険署(健保署)の統計によると、昨年の分子標的薬への健保支出は過去最高の122億9,000万台湾元(約400億円)となり、5年前に比べほぼ倍増。がん治療費用も全体で過去最高の815億元に達した。13日付蘋果日報が伝えた。
医薬品別では、乳がん治療薬のハーセプチン(21億4,000万元)でトップ。2位は白血病治療薬のグリベック(17億4,000万元)、3位は肝臓がん・腎臓がん治療薬のネクサバール(12億4,000万元)だった。
分子標的薬への健保支出が増える背景には、副作用が少なく、がん治療に占めるシェアが昨年時点で54.7%となり、2011年時点の42.5%に比べ高まったことがある。
専門家は「高価な分子標的薬が相次いで発売されているが、健保署は費用対効果の評価を行い、新薬を健保対象に含めるならば、収支連動システムを確立し、重症患者が排除されないようにすべきだ」と指摘した。
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