ニュース 政治 作成日:2016年10月13日_記事番号:T00066862
野党国民党は12日、洪秀柱主席が今月30日から中国を訪問し、11月1日に北京で中国共産党の習近平総書記(国家主席)と会談すると発表した。国民党が野党に転落後初めての両党トップ交流となるため、動向に注目が集まる。13日付蘋果日報が伝えた。
洪主席は11月2、3日の両日、北京で行われる「両岸和平発展論壇(国共論壇)」に出席するのに先立ち、習総書記と会談する。
洪主席は最近、民進党のいわゆる「台湾独立綱領」に対抗する形で、中台間の1992年の共通認識(92共識)の順守を柱とする「和平政綱」を発表したばかりだ。洪主席は「和平政綱」に「一つの中国」について中台が異なる解釈を取る「一中各表」を盛り込まないなど親中傾向を強めており、国民党内からも異論がある。
一方、中国側は92共識の受け入れを拒む民進党政権との交流はストップしており、習近平政権は洪主席の訪問を対台湾政策をアピールする場として最大限活用するとみられる。国共両党が中台の平和協定締結などに踏み込んで意見交換を行うかも注目点だ。
これについて、行政院大陸委員会(陸委会)は「国共論壇は両岸(中台)の政党と民間が主催するもので、交流や往来は政府の関連規定を満たすべきだ」と原則論的なコメントを出す一方、「両岸は既存の仕組みを通じ、正常な対話を行うべきだ」と主張した。
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