ニュース 運輸 作成日:2016年10月13日_記事番号:T00066865
12日午後3時ごろ、新北市淡水区の淡海軽軌鉄道(ライトレール、LRT)緑山線の建設現場で、鉄筋コンクリート製の箱桁(はこげた)と呼ばれる構造物をクレーンで吊り上げる作業をしていたところ、並列する箱桁2本が3メートルの高さから横に傾くように落下する事故があった。同時に落下したクレーン作業員(24)が骨折したものの、箱桁の下には作業員はおらず、通行車両もなかったため、他に負傷者はいなかった。13日付蘋果日報が伝えた。
台北市捷運工程局は安全のため、落下した箱桁は廃棄処分として、新たに作り直す方針だ(12日=中央社)
現場は浜海路と中山北路の交差点付近で、落下した箱桁は1本当たり長さ35メートル、重さ180トンあった。工事現場の両側の車道は交通規制で一般車両は走っていなかった。
新北市捷運工程局は、作業中に重心が移動したことに加え、箱桁が柱に完全には固定されていなかったことが原因とみている。施工業者は中鋼集団傘下の聯鋼営造(USEC)だった。
淡海LRTは総延長約14キロメートル、総工費153億台湾元(約500億円)で、2025年の開通を目指し工事が進んでいる。
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