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就職後の大学進学奨励、月1万元給付へ


ニュース その他分野 作成日:2016年10月14日_記事番号:T00066892

就職後の大学進学奨励、月1万元給付へ

 高級中学(高中、高等学校に相当)の卒業生がいったん社会に出た上で、再度大学進出を目指すことを奨励するという蔡英文総統の公約に沿って、行政院は「青年教育就業貯蓄口座」制度の創設を閣議決定した。

/date/2016/10/14/16young_2.jpg潘文忠教育部長。教育部の調査によると、学生の4分の1が進学後や卒業後、興味や進路希望に合わない学部だったと感じている(13日=中央社)

 同口座にはいったん就職することを選んだ高中卒業生が審査を通じて加入でき、将来の就学、就職、起業費用として、教育部と労働部が毎月各5,000台湾元(約1万6,400円)、計1万元を最長3年支援する。加入者は3年後に36万元を引き出せる。制度は来年8月に発足予定で、3年間試験実施する。募集枠は毎年5,000人で、事業費は総額72億元を見込む。

 これとは別に、制度趣旨に賛同する企業を募るため、労働部は職業訓練費用として、企業に毎月5,000元を最長2年支援する。

 このほか、大学の入学や休学に柔軟性を持たせる措置、兵役義務の繰り延べ、就業経験を大学の履修単位として認める措置も導入する計画だ。