台南市初の大型ショッピングセンター（ＳＣ）、南紡購物中心（Ｔ.Ｓ.モール）の江文凱営運長は、Ｔ.Ｓ.モールが昨年グランドオープンしたことで、台南市の百貨店・ＳＣ業界の市場規模は従来の160億台湾元余りから昨年210億元（約690億円）余りへと約50億元拡大したと明らかにした。20日付工商時報が報じた。
江営運長は、台南市の百貨店業界はますます多様化しており、高雄市へ買い物に出掛けていた台南市民の客足を取り戻していると説明。また、南部科学工業園区（南科）の従業員が現在10万人以上と年々増えているほか、台南市内の大学生もここ数年は多くが休日に帰省せず地元で買い物していると指摘した。
江営運長は、台南市の百貨店業界の市場規模を300億元に拡大するには、市政府がイベント開催を増やしたり、台南市と高雄市をつなぐ都市交通システム（ＭＲＴ）を建設する必要があると述べた。
