インドネシアのバリ島で７日に開かれる国際刑事警察機構（ＩＣＰＯ）総会に台湾が出席できないことが確定した。６日付聯合報が伝えた。
外交部によると、台湾は同総会にオブザーバーとして出席を求めていた。しかし、ＩＣＰＯ側から内政部警政署刑事警察局の劉柏良局長に宛てた書簡には、それに対する具体的な回答はなかった。
総統府の黄重諺報道官は「犯罪撲滅の努力に国境はない。台湾がオブザーバーとしてＩＣＰＯ総会への出席を目指すことは政治とは関係ない。ＩＣＰＯの決定に遺憾と不満を表明する」と述べるとともに、台湾のＩＣＰＯ早期加盟を目指す立場を強調した。
台湾は1984年にＩＣＰＯを脱退し、今回初めてオブザーバーとして総会参加を目指していた。
