鴻海科技集団（フォックスコン）の統計によると、中国のインターネット通販サイトが特売セールを行う「独身の日（光棍節、11月11日）」の24時間で、中国全土でのシャープの売上高は６億2,000万人民元（約98億円）に上った。14日付工商時報などが報じた。
阿里巴巴集団控股（アリババ・グループ・ホールディング）の通販サイト、天猫（Ｔモール）のシャープ旗艦店では、70インチテレビ購入で60インチ機種を贈呈する「買一送一」キャンペーンを行うなどし、70インチテレビが１万台以上売れ、大型テレビ販売台数はＴモール首位だった。
鴻海集団の陳振国副総裁は、今後シャープ製品の販売を都市から農村まで拡大し、消費者に身近なブランドにしたいと話した。
中国国家郵政局によると、中国の「独身の日」の宅配便取扱量は２億5,100万件と前年比52％増だった。11～16日の宅配便取扱量は10億5,000万件以上で前年比35％増の予想だ。同期間の越境電子商取引（越境ＥＣ）による宅配便取扱量は1,000万件以上となり、前年同期の５倍となる見通しだ。
