ノートパソコン受託生産大手、緯創資通（ウィストロン）は18日、産業用パソコンメーカー、広積科技（アイベース・テクノロジー）の子会社で車載ＰＣを手掛ける広昌科技（iSAFE）に出資することで覚書（ＭＯＵ）を交わした。これによりウィストロンはモノのインターネット（ＩｏＴ）分野における垂直統合を進め、ニッチ市場を開拓することで商機獲得を目指す方針だ。19日付工商時報が報じた。
広昌科技はアイベースが47.84％を出資する子会社で、警察車両や救急車、消防車、バスなどの車載装置向けに一貫サービスを提供している。
ウィストロンの黄栢溥総経理は、今回の資本提携は同社にとって、車載用ＩＣＴ（情報通信技術）、産業用コンピューター（ＩＰＣ）分野での発展、およびインダストリアルＩｏＴ（ＩＩｏＴ）の応用により、市場で必要とされる新たな製品やサービスを提供することに有益だと語った。
