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作成日：2008年4月14日_記事番号：T00006757
米エヌビディア、威盛電子と提携
米グラフィックＩＣ大手のエヌビディアは13日までに、チップセット大手の威盛電子（ＶＩＡテクノロジーズ）と提携関係を結ぶことを明らかにした。インターネット接続に特化した「ネットトップ」と呼ばれる低価格パソコン分野で、インテルが矽統科技（ＳＩＳ）と提携したことに対抗する動きだ。14日付工商時報が伝えた。
威盛電子はインテルがモバイル・インターネット・デバイス（ＭＩＤ）分野向けに開発した低消費電力プロセッサー「アトム」に対抗するため、今年下期をめどに新型プロセッサー「Isaiah」を発売する。新たに開発したチップセット「ＶＸ800シリーズ」との組み合わせにより、低価格パソコン向け市場でインテルとの競争に臨む。
市場では威盛電子が競争で不利な立場に追い込まれるとの見方が主流だったが、グラフィックＩＣ大手のエヌビディアが「Isaiah」の開発を支援することを決めたことで、状況に変化が生じた。エヌビディアが威盛電子との提携に踏み切ったのも、インテルがグラフィックＩＣ市場で新製品「ララビー」の投入を決めるなど巻き返しを図っていることと関係があり、威盛電子と利害関係が一致した格好だ。
