ゲーミング（ゲーム用）パソコン市場で今年、大幅な出荷増を記録している微星科技（ＭＳＩ）は、バーチャルリアリティー（ＶＲ）システム対応（VR Ready）機種の販売も好調で、さらに来年第１四半期には「世界最小」をうたう小型ゲーミング・デスクトップＰＣ「Trident」を発表すると観測されている。23日付工商時報が報じた。
「Trident」は重さ3.17キログラムで外寸は34.6×7.2×23.2センチメートルと、一般的なノートＰＣ用リュックにすっぽりと入るサイズだ。発売時期などは未定だが、業界では来年１月に米国で開催される国際家電見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー（ＣＥＳ）で発表されると予測されている。
今年下半期、ＶＲ対応システムの相次ぐ発売などを受けて、ゲーミングノートパソコンおよびデスクトップＰＣの需要が大きく高まっている。特にシンプルなデザインで薄型軽量かつ高性能なＶＲ対応機種は新たな収益源として各ブランドが積極的にシェア獲得を目指しており、ＭＳＩのほか華碩電脳（ＡＳＵＳ）も来年第１四半期に高性能小型製品を市場に投入する計画とされる。
