台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）傘下のＩＣ設計会社、創意電子（グローバル・ユニチップ、ＧＵＣ）は来年、10ナノメートル製造プロセスによる受託開発（ＮＲＥ）市場に参入する。15日付工商時報が伝えた。
同社がこれまで手掛けてきた16ナノメートル製造プロセスによるＡＳＩＣ（特定用途向けＩＣ）も量産段階に入る見通しだ。
10ナノメートル技術はＴＳＭＣから知的財産権の支援を受ける。証券業界によると、創意電子は既に10ナノメートル製造プロセスによるテープアウト（設計完了）案件が数件あり、来年上半期にも業績に貢献するとみられる。
同社の11月連結売上高は前月比44.87％増、前年同月比86.19％増の９億5,800万台湾元（約35億円）となり、過去４年３カ月で最高を記録した。
