太陽電池シリコンウエハー大手の国碩科技工業（ギガストレージ）と中美矽晶製品（シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、ＳＡＳ）は来年、コストの大幅低下が業績を後押ししそうだ。23日付工商時報が伝えた。
ギガストレージは６年前に高値で結んだポリシリコンの長期調達契約が今年末で期限を迎える。ポリシリコン相場は一時、１キログラム400米ドルまで高騰したが、現在は20米ドルにも満たない。ギガストレージは来年以降、相場とかけ離れた契約から解き放たれ、大幅なコスト削減が可能となる見通しだ。
また、ＳＡＳは米サンエジソン・セミコンダクターの買収で世界３位のシリコンウエハー業者に浮上したスケールメリットを生かし、ポリシリコンの大量調達で単価を削減できることが追い風となる見通しだ。
