トヨタの台湾総代理店、和泰汽車傘下の中古車情報サイト「＠ｂｃ好車網」は19日、台湾各地の11県市の中古車販売業界団体と提携、これら団体が持つ計6,000台の優良中古車情報を新たに掲載できることになった。年内に掲載物件数を６万台、サイト閲覧数を延べ6,000万回まで倍増させることを目標に、台湾最大の中古車情報サイトを目指す。20日付工商時報が報じた。
各地の中古車業界団体が提供した中古車情報は、@ｂｃ好車網の専用エリアで閲覧できる。同社は、広告費に1,000万台湾元（約3,600万円）以上掛けており、多く閲覧されるため短期間での販売が可能だと強調した。
2016年の台湾市場の中古車登録台数は61万5,000台で前年比８％減少した。これについて和泰汽車の幹部は、年初からの新車買い替えの貨物税（物品税）減税措置によって、中古車を廃車処分にするドライバーが多かったと分析した。特に車齢11年以上の台湾生産車の販売量が減少しており、今回の提携を通じて集客力を高めたい考えだ。
@ｂｃ好車網は中古車の買取価格を検索できる「実売価格登録サービス」を提供しており、１年ほど前に業界団体から営業妨害だとして抗議を受けたが、和泰汽車は既に誤解は解けていると説明した。
