ニュース 石油・化学 作成日:2017年1月20日_記事番号:T00068634
石油価格報告機関(PRA)、プラッツによると、中国の省エネ政策で家電の需要が大幅に増えていることを受けて、ABS樹脂の東アジアスポット価格は18日、1トン当たり1,850米ドルと20米ドル上昇して過去最高を更新した。これを受け、ABS樹脂を手掛ける▽国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)▽台達化学工業(TTC)▽台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)──の利益が拡大している。20日付工商時報が報じた。
アナリストによると、最近はABS樹脂、エチレングリコール(EG)、スチレンモノマー(SM)の需要が旺盛で、スポット価格が大幅に上昇しており、メーカーの利ざやは平均200米ドルを上回っている。台湾メーカーでは生産規模が大きい台プラ傘下の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)と台化の利益が特に拡大している。
あるメーカーは、市場の取引が活発で、スポット価格の先高感が強いと指摘。中間業者の在庫水準が低く、川下の需要は多くが実需であるため、在庫補充の傾向が強い上、プロピレン価格の上昇が続いていることが要因と説明した。
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