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政府系銀行の「13%預金」、年金改革に伴い見直しへ


ニュース 金融 作成日:2017年1月20日_記事番号:T00068639

政府系銀行の「13%預金」、年金改革に伴い見直しへ

 公務員年金改革で「18%優遇預金」が廃止の方向となる中、政府系銀行の行員のための、利率13%の優遇預金も見直しが避けられない見通しだ。20日付自由時報が伝えた。

 許虞哲財政部長は19日、「国営銀行、政府系銀行などで13%優遇預金が残っている場合、18%預金の改革法案が示された後で合わせて調整を行うことになる」と述べた。中央銀行も見直し方針に従う姿勢を見せている。

 現在13%優遇預金は、▽台湾銀行▽台湾土地銀行▽中国輸出入銀行(輸銀)▽合作金庫商業銀行▽兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)▽華南商業銀行▽第一商業銀行▽彰化商業銀行▽台湾中小企業銀行(台湾企銀、TBB)▽中央銀行──に制度が存在する。台湾銀、土地銀、輸銀の3行だけで年間の利息負担は45億台湾元(約164億円)に達する。

 財政部によると、13%優遇預金は陳水扁政権下の2008年に優遇上限が500万台湾元までに制限されたが、制度自体は存続されている。