ニュース 電子 作成日:2017年1月23日_記事番号:T00068654
米アップルが今年発売するとされる新型スマートフォン「iPhone8」で、裏面とも曲面ガラス(3Dガラス)筐体を採用するとの観測が出ていたが、3Dガラスは依然技術が成熟していないことから、従来通り表面のカバーガラスのみ2.5Dガラスとする可能性が高いとの見方が業界で伝えられている。23日付電子時報が報じた。
サプライチェーン関係者によると、現段階で3Dガラスの量産能力を持つメーカーは1社に限られ、かつ良品率も50~60%と低い状態で、2.5Dガラスに比べ約3倍のコストを要するという。
また外観上、2.5Dガラスと3Dガラスに大きな差は生じないほか、3Dガラスは落とした際の衝撃に弱いことなどから、アップルは次世代機種で2.5Dガラスを継続して採用する可能性が高いとみられる。
なお現在、iPhoneの2.5Dガラス加工を主に手掛ける中国の伯恩光学(ビールクリスタル)と藍思科技(レンズテクノロジー)は3Dガラスの研究開発(R&D)に取り組んでいるが、鴻海精密工業傘下のガラス加工メーカー、正達国際光電(Gテック・オプトエレクトロニクス)も技術開発を急いでおり、将来的なiPhone向け受注をどのメーカーが獲得するかに注目が集まっている。
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