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鴻海の中国合弁会社、南京にEV工場設置へ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2017年1月23日_記事番号:T00068657

鴻海の中国合弁会社、南京にEV工場設置へ

 鴻海精密工業の子会社、富智康集団(FIHモバイル)と中国のインターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)、高級車ディーラー大手の中国和諧汽車控股(チャイナ・ハーモニー・オート・ホールディング)との合弁会社「和諧富騰(フューチャー・モビリティ、FMC)」は19日、江蘇省南京市に電動自動車(EV)工場を設置すると発表した。投資額116億人民元(約1,930億円)で、第1期は2019年の稼働を目指す。21日付工商時報が報じた。

 EV工場は2期に分けて建設し、年産台数は第1期15万台、2期合計で30万台の計画。最初の生産車はSUV(スポーツ用多目的車)で、販売価格は30万人民元程度を見込む。

 中国では近年、IT関連業者のEV市場参入が相次いでいる。楽視網信息技術(Letv)がEV生産子会社「法拉第未来(ファラデー・フューチャー)」の設立を決め、百度(バイドゥ)が自動運転車の研究開発(R&D)を進めている。

 中国メディアは、中国は国家規模で低炭素化に取り組んでいる上、リチウム電池技術が成熟してきており、EV市場の潜在成長力が高いと指摘した。バンク・オブ・アメリカ(BOA)は、将来EV市場の半分を中国が占めると予測している。