ニュース 石油・化学 作成日:2017年1月23日_記事番号:T00068658
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は、中国・浙江省寧波市に高純度イソフタル酸(PIA)と芳香族炭化水素のプラントを建設すると表明した。投資額80億台湾元(約290億円)で年産額は現在の市場価格で100億~114億元。2019年の稼働を目指す。23日付工商時報が報じた。
同プラントの年産能力はPIAが20万トン、芳香族炭化水素が12万~14万トン。完成すれば台化のPIA生産規模は、韓国のロッテケミカルと並んで世界首位となる。
台化は、PIAは高い生産技術が要求されるため生産拡大には限界があり、イタリアや日本、中国などでの各5万トン程度しか生産していないと指摘。市場価格は上昇傾向で、世界市場では1トン当たり1,600米ドル、中国市場では1,800米ドルとなっていると説明した。
同社はまた、龍徳プラント(宜蘭県)でも、生産品目を現在の高純度テレフタル酸(PTA)からPIAに切り替える計画だ。新たな生産工程を導入し環境負荷を低減するほか、コスト削減により競争力を高めたい考えだ。
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