ニュース その他製造 作成日:2017年1月23日_記事番号:T00068660
台湾水泥(台湾セメント、台泥)董事長の辜成允氏がけさ6時20分に脳出血で死去した。63歳だった。中央社などが伝えた。
死去した辜成允氏。資産は台湾セメントなど3社の持ち株だけで70億台湾元(約250億円)に上る。若い頃は名家の出身であることにコンプレックスを抱いていたという(中央社)
辜氏は21日午後9時過ぎ、台北晶華酒店(リージェント台北、中山区)での披露宴に参加していた際、3階の階段から転落して頭を強く打ち、意識不明の状態で市内の病院に運ばれた。22日午後に集中治療室に移されたが、容体が回復せず、けさ死亡が確認された。辜氏は台湾有数の名家、辜一族の第3世代で、海峡交流基金会(海基会)董事長を務めた辜振甫氏(2005年没)を父に持つ。4年前に死去した中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)の辜濂松董事長(当時)はいとこに当たる。
辜氏は91年に台湾セメントの総経理に就き、03年から董事長を務めた。台湾セメントの経営効率向上や中国セメント市場の開拓に注力し、環境重視の企業イメージ構築にも貢献した。
台湾セメント23日、22日の臨時董事会で辜氏の妹婿である張安平氏を新董事長に選出したと発表。経営に影響は出ないと説明した。
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