ニュース 電子 作成日:2017年1月24日_記事番号:T00068679
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)グループ傘下のインダクターメーカー、奇力新電子は23日、ヤゲオ100%子会社で磁気材料を手掛ける飛磁(フェロクスキューブ)とチップ抵抗器の旺詮(ラレック・エレクトロニック)を合併、さらに中国・沅陵県向華電子科技に出資し、株式の49.9%を取得すると発表した。買収総額は約85億台湾元(約305億円)、買収基準日は6月30日となる。24日付経済日報が報じた。
奇力新の鐘世英総経理は、フェロクスキューブの合併により、ハイエンド材料に関する技術と自動化設備の開発能力を獲得し、産業向けおよび自動車向け分野に参入すると説明。ラレックについては、中国とマレーシアに工場を構えており、生産拠点の多様化につながるほか、製品の小型化に関する技術が得られると強調した。また沅陵県向華電子への出資については、ローエンド・インダクター市場での展開拡大につながると語った。
鐘総経理は、各子会社に対し今年度の2桁成長、3年以内にそれぞれの分野で世界3位以内に入ることを求めると語った。
なお奇力新の昨年の売上高は53億7,800万元だったが、買収後、4社を合わせた年間売上高は100億元を突破、従業員数も7,860人へと約80%増加することになる。
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