ニュース 商業・サービス 作成日:2017年1月24日_記事番号:T00068686
TSUTAYA(ツタヤ)が展開する書店とカフェレストランを融合させたブックカフェ「TSUTAYA BOOKSTORE」の台湾1号店がきょう24日、統一時代百貨(ユニスタイル)台北店(台北市信義区)5階にオープンした。台湾を含め海外への出店は初めてだ。中国語書籍の他、和書、洋書、雑貨などを取り扱っており、食事やカフェ、アルコールなどを取りながら書籍などを楽しめる。座席数は100席でうちカフェエリアは77席。
TSUTAYAの中西社長(右2)は、メーンターゲットは時間や金銭的に余裕のある40代の男女で、その世代に憧れる若い人たちにも来店してもらいたいと話した(23日=YSN)
TSUTAYA BOOKSTOREのカフェエリアは、ピザやパスタなどの洋食を中心に40品以上を提供する。TSUTAYAの中西一雄社長は、台湾にはブックカフェは多いがフードメニューに魅力がないと指摘。同店はメニューの豊富さや味で差別化を図ると話した。
カフェエリアの運営を行うカフェ・カンパニーの楠本修二郎社長は、当初は日本と全く同じメニューを販売するが、今後台湾の食文化を取り入れオリジナルメニューを開発したいと述べた。また台湾進出を機に日本のメニューも全て見直したと明かした。
中西社長は、通販サイトの台頭などにより日本では1日2店のペースで書店が閉店しており、書籍の販売のみの実店舗はいずれゼロになると書店業界の苦境を説明。ブックカフェなどインターネットではできない新しいスタイルのサービスを提供することで、生き残りを図る考えだ。TSUTAYA BOOKSTOREは今後台湾全土に展開する計画で、今後3年で最低5店舗のオープンを目指す。
TSUTAYAはこれまで台湾でDVDなどのレンタルショップを21店舗展開しているが、書籍の販売を行うのは同店が初となる。店舗面積は163坪で、中国語書籍1万冊、和書2,000冊、洋書2,000冊を扱う。価格は既に台湾で展開している紀伊国屋やジュンク堂書店と同等だという。取り寄せも可能だ。
また同店では雑貨や文具なども2,000点取り扱う。このうち90%が日本製品で、ほとんどが台湾ではこれまで販売されていない。TSUTAYAのプライベートブランド(PB)製品も今回初めて取り扱う。
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