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第一銀ATMハッキング、主犯らに懲役5年


ニュース 金融 作成日:2017年1月25日_記事番号:T00068717

第一銀ATMハッキング、主犯らに懲役5年

 第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)の現金自動預払機(ATM)41台が昨年7月にハッキングされ、8,327万台湾元(約3億円)が不正に引き出された事件で、台北地方法院は25日、起訴された主犯格のラトビア籍、ペレグドフス・アンドレイス被告(41)と共犯のコリババ・ミハイル被告(30)、ニクラエ・ペンコフ被告(34)に対し、それぞれ懲役5年、罰金60万元の判決を言い渡した。25日付蘋果日報が報じた。

 3人は昨年9月に詐欺罪、コンピューター使用妨害罪などで起訴され、懲役12年を求刑されていた。3人は当初起訴事実を否認したが、ペンコフ被告を除く2人は審理過程で起訴事実の一部を認めた。ただ、3人はいずれも上部の犯行グループの一員だったことは否定している。

 審理でアンドレイス被告は「盗んだカネを処理する際、妻が無事でいてほしければ、3日間潜伏しろ」などと指示されたなどと主張。ミハイル被告は「台湾に盗んだカネを処理に来るとは知らなかった。ホテルに警察が踏み込んだ際に初めて現金だと知った」などと述べた。ペンコフ被告は一貫して黙秘権を行使した。

 犯行後に出境した外国人19人は指名手配されている。