ニュース 運輸 作成日:2017年1月26日_記事番号:T00068731
台北駅と桃園国際空港などを結ぶ台湾桃園国際機場捷運(桃園空港MRT)が、2月2日から試験的な営業運転を行い、3月2日に正式に開通することについて、これまで空港と台北市内を結ぶ主な足だったバス業者のうち、国光客運は約30%の乗客を奪われるとの試算を明らかにした。26日付自由時報が伝えた。
国光客運は桃園空港と台北市内を結ぶバスを最も多く運行しており、1日の運転本数は250本で、乗客数は平均8,000人に達する。
国光客運の呉忠錫総経理は「民間企業として、赤字を出さないことが重要だ。サービスの質的向上で客層をつかみ、輸送量の変化に応じて、運転本数と運賃を見直していく」と述べ、場合によっては値下げもあり得るとした。その上で、ピークタイムには5分に1本を運行しており、24時間運行している上、必ず座れるといった優位性があるとアピールした。
一方、タクシー業界は影響は限定的とみている。桃園空港の客待ちタクシーによる自律委員会の葉時潭主任委員は「桃園空港MRTの開通から2~3カ月は2割程度の影響を見込むが、タクシーの強みはドアツードアであり、サービスの質で旅客を取り戻せる」と自信を見せた。
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