ニュース 電子 作成日:2017年2月6日_記事番号:T00068754
台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀(モリス・チャン)董事長が1月31日、ハワイで転倒し、重傷を負ったとの情報が流れたが、実際には誤報で、軽い擦り傷を負っただけだったことが分かった。2日付工商時報が伝えた。
張董事長(左)に大きなけがはなく、歩行にも特に支障はなかった(1日=中央社)
台湾水泥(台湾セメント、台泥)前董事長の辜成允氏が台北市内のホテルの階段から転落したことが原因で1月23日に死亡したばかりだったため、メディアも財界有力者の転倒に敏感に反応した側面がある。
張董事長をめぐっては、「転倒して目に近い位置を負傷した」「緊急で台湾に戻り治療を受ける」といった情報が錯綜(さくそう)したが、TSMCが2月1日、「張董事長に大きな支障はなく、普段の生活を送っている」とうわさを全面否定。さらに、張董事長は1日夜に桃園空港に戻り、記者団の撮影に応じた際、顔に軽い擦り傷はあったが、体に不自由な点はなかった。
魏執行長がTSIA理事長に就任へ
一方、台湾半導体産業協会(TSIA)は3月末に役員改選を行い、同協会の名誉理事を務める張董事長の推薦で、TSMCの魏哲家・共同執行長が同協会の次期理事長に就任する見通しとなった。魏氏の推薦はTSMCの後継体制とも絡み、業界の注目を集めている。
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