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ウーバー、10日から業務を一時停止


ニュース 運輸 作成日:2017年2月6日_記事番号:T00068770

ウーバー、10日から業務を一時停止

 交通部は2日、台湾で違法営業の状態にある配車アプリ「ウーバー」に対し、業務停止命令を出したことを明らかにした。これに対しウーバー側は同日、今月10日より、業務を一時停止すると発表。政府と再度話し合いを進めたいとの考えを示した。3日付経済日報が報じた。

 なおウーバーの違法営業に対する厳罰化を主な目的とした改正公路法(道路法)が1月6日に施行されて以来、ウーバーおよび同社と提携する運転手の同法違反による検挙数は48件、うち罰金処分が確定したのは22件、罰金額は同社に対し2億3,100万台湾元(約8億4,000万円)、運転手に対し110万元となっている。

 交通部関係者は同問題について、「ウーバーにはタクシー業者としての登記を行い、乗客のための損害保険に加入して合法化を実現するか、台湾市場から撤退するかの二者択一しかない」と指摘。その上で、交通部は厳罰により撤退を迫っているわけではないと強調した。

 なおウーバーの営業停止について李世光経済部長は、同部にとって革新的な事業の推進は重要な任務だが、実際の事業展開は法に従う必要があるとの考えを示した。