ニュース 電子 作成日:2017年2月7日_記事番号:T00068784
日本の発光ダイオード(LED)最大手、日亜化学工業は6日、昨年9月にデュッセルドルフ地方裁判所が、同社のYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)蛍光体を有する白色発光ダイオード(LED)に関する欧州特許(EP936682)を、台湾のLEDパッケージング(封止)最大手、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)の白色LEDが侵害していると認め、同製品をドイツ国内で販売する米マウサー・エレクトロニクスに侵害差し止めの仮処分を出していたにもかかわらず、販売の申し出を続けていたことから、マウサーに罰金を科すよう同裁判所に申し立て、今年1月11日にこれが認められたと発表した。罰金額は2,000ユーロ(約24万円)。7日付電子時報が報じた。
ただ業界関係者は、今回の罰金処分は警告としての意義が大きく、エバーライトの経営に実質的なダメージは生じないと指摘している。
またデュッセルドルフ地方裁判所は昨年12月22日、エバーライトの白色LED製品6種が日亜化学の保有するYAG特許を侵害していると認めたが、これについても日亜化学は6日、エバーライトに対し、判決を順守し、当該製品の回収、廃棄を行うよう要求した。
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