ニュース 機械 作成日:2017年2月7日_記事番号:T00068788
6日の台湾元相場が1米ドル=30.943元で引け、1年8カ月ぶりの最高値を付ける中、機械業界からは第1四半期の出荷でまだ利益を挙げていない中で先に為替差損を計上する必要があると悲鳴が上がっている。7日付工商時報が報じた。
機械業界団体、台湾機械工業同業公会(TAMI)の王正青秘書長は、機械産業は景気にようやく光が差してきたが、1米ドル=30元台では価格競争力がなく受注が難しいと指摘。その上で、最近の台湾元の値上がりは投機的な資金によるものとして、台湾の輸出競争力を確保するため中央銀行が介入すべきだと訴えた。
台湾滝沢科技の幹部は、昨年の受注の適用為替レートは1米ドル=31.5~32元だったと説明。最近の為替レートでは出荷すれば為替差損を計上する必要があり、粗利益率が下がると話した。
高峰工業(kafo)の幹部は、台湾元が対米ドルで1元上昇すると3,000万元(約1億1,000万円)以上の損失が発生し、粗利益率が1.5~2ポイント下がると説明。当面は台湾元相場の値動きを注視し、今後のオファー価格を検討する方針を明らかにした。
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