ニュース その他製造 作成日:2017年2月7日_記事番号:T00068790
7日付電子時報によると、2017年の太陽電池市場ではハンファQセルズやLGエレクトロニクスといった韓国メーカーの台頭が予想され、中台メーカーのサプライチェーン関連業者はこれまでにない苦戦を強いられる可能性が指摘されている。
Qセルズの太陽電池およびモジュールの年産能力は50億ワット(W)で、PERC(Passive Emitter and Rear Cell)技術の導入を進めており、韓国に新設した新工場や新生産ラインは全てPERC製品向けとなっている。技術開発力と量産能力を備えた同社は今年、世界市場でシェアを拡大するとみられ、これまで技術と品質に強みを発揮していた台湾メーカーやコスト面で優勢に立ってきた中国メーカーにとって脅威となりそうだ。
一方、N型太陽電池の量産技術に強みを持つLGも近年販売を伸ばしており、ブランド力を武器に今後はN型だけでなく、P型高効率太陽電池市場でのシェア拡大も狙っているとされる。
なお業界関係者によると、単結晶太陽電池用シリコンウエハーの主力サプライヤーとなっている中国メーカーは、将来的な出荷先確保のため、韓国顧客との戦略提携を優先しているという。こうした中、優れたPERC技術を抱え、引き合いも多い台湾メーカーは、材料不足に悩まされる状況が生じているようだ。
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