行政院主計総処の国情統計通報によると、2016年の訪台中国人旅行者は延べ351万1,734人（シェア32.9％）で前年比16.1％減少した一方、中国人以外の訪台外国人旅行者は717万8,545人で14.8％増だった。
行政院主計総処は、マレーシア、シンガポールに対する短期滞在の査証免除措置（ノービザ）のほか、15年11月以降、東南アジアのインドネシア、ベトナム、フィリピン、タイやインドの優良ツアーにも観光ビザ簡素化を実施しているためと分析した。
東南アジアからの訪台旅行者は、▽タイ、19万5,640人（前年比57.3％増）▽ベトナム、19万6,636万人（34.3％増）▽フィリピン、17万2,475人（23.9％増）▽マレーシア、47万4,420人（10％増）▽インドネシア、18万8,720人（6.2％増）──と大幅に成長した。
一方、日本人は189万5,702人（シェア17.7％）で前年比16.5％増、韓国人は88万4,397人（シェア8.3％）で34.3％増だった。
訪台外国人旅行者の合計は延べ1,069万279人で、過去最高を更新した。前年比2.4％増ながら、15年の5.3％増に比べると伸びは半減した。
