ニュース 金融 作成日:2017年2月7日_記事番号:T00068795
台湾元の対ドル為替レートが年初から2月6日までに累計4.13%上昇したことを受け、生命保険会社の為替価格変動準備金(外貨準備金)が台湾元建てで大きく目減りし、過去最低の280億台湾元(約1,000億円)以下に落ち込む可能性も出てきた。7日付工商時報が伝えた。
金融監督管理委員会(金管会)によると、為替差損が拡大し、外貨準備金が年初の残高の20%を下回った場合には、為替差損の引き当てには充てられなくなり、全額を損失計上する必要が出てくる。
ある生保会社は、外貨準備金は昨年末時点の443億元から100億元以上減少したとみられるものの、280億元を下回ってはいないとの見方を示した上で、2月の為替動向を見守る必要があると指摘した。
外貨準備金は為替変動に対するリスクヘッジを目的として2011年に導入されたもので、為替差損が生じた場合、50%を準備金から引き当てることが認められる一方、為替差益が生じた際には50%を準備金として積み立てる制度。
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