ニュース その他分野 作成日:2017年2月8日_記事番号:T00068824
財政部が7日発表した1月の輸出総額は237億4,000万米ドルで前月比7.6%減、前年同月比7%増と、4カ月連続で成長した。蔡美娜・財政部統計処長は、昨年第4四半期からプラス成長が続いており、景気サイクルは回復局面に入ったと指摘した。同時に、米国の保護貿易主義や中国経済の構造転換など不確定要素が増えており、米中の貿易関係が悪化すれば、台湾に打撃を与えると警告した。8日付経済日報が報じた。
1月の輸出総額のうち、半導体が非需要期ながら好調で、電子部品は77億6,900万米ドルで前年同月比10%増だった。2桁成長は6カ月連続だ。主因は、スマートフォン、ネットワーク通信、カーエレクトロニクス、ゲーミングノートパソコンなどの旺盛な需要、DRAM景気の底打ちだ。
また原材料価格上昇を背景に、▽汎用金属、22億3,600万米ドル(前年同月比13.7%増)▽化学品、15億7,000万米ドル(14.6%増)▽鉱産物、10億4,000万米ドル(25.1%増)──も大幅に成長した。
市場別では、日本が16億6,200万米ドル(前年同月比1.6%減)と前年割れだったが、▽中国(香港含む)、92億900万米ドル(7.6%増)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、44億4,200万米ドル(11.3%増)▽米国、28億2,600万米ドル(3.8%増)▽欧州、23億8,500万米ドル(7.5%増)──と軒並み成長した。東南アジアやインドとの関係強化を目指す蔡英文政権の「新南向政策」の対象であるASEANは4カ月連続の2桁成長だった。
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