ニュース 電子 作成日:2017年2月9日_記事番号:T00068845
通信キャリア大手の台湾大哥大(台湾モバイル)の鄭俊卿総経理は8日、ケーブルテレビ(CATV)業者と提供して、2018年に通信速度1ギガビット毎秒(Gbps)のブロードバンドインターネット接続サービスを月額1,000台湾元(約3,600円)未満で提供すると明らかにした。台湾大哥大は関連会社にCATV大手の凱擘(kbro)を持つ。1Gbpsのブロードバンドサービスを月額3,599元で提供し、439万件のユーザーを抱える最大手の中華電信から顧客を奪う狙いがあるとみられる。9日付工商時報が報じた。
鄭総経理は、既存の1Gbpsサービスは月額3,599元と高く、ユーザーも中小企業やSOHO(在宅勤務・個人事業者)が中心で普及していないと指摘。ただ、今年末にCATVが全面的にデジタル化されるのに伴い、1Gbpsサービス用のネットワーク構築を加速できるとして、1Gbpsサービスは来年普及期を迎えると見通しを示した。
台湾大哥大は今年の設備投資額85億元のうち、25億元をブロードバンド拡充に充てる計画だ。
シャープの家電販売へ
鄭総経理はさらに、台湾大哥大は鴻海精密工業とO2O(オンライン・トゥー・オフライン)で全面的に提携すると明らかにした。また、鴻海傘下のシャープの家電など電気製品を台湾大哥大の店舗837店で販売する計画も明かした。
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