ニュース 商業・サービス 作成日:2017年2月9日_記事番号:T00068849
通信キャリア大手、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)によるケーブルテレビ(CATV)大手、中嘉網路(チャイナ・ネットワーク・システムズ、CNS)の経営権取得計画が頓挫した。9日付工商時報が報じた。
当初計画では、投資銀行大手モルガン・スタンレー系のプライベート・エクイティー・ファンド「MSPEA」がMBKパートナーズから中嘉の株式を取得し、遠伝電信がMSPEAとの戦略提携で間接的に中嘉の経営主導権を握る構想だった。
モルガン・スタンレーと遠伝電信は8日、共同で声明を発表し、経済部投資審議委員会(投審会)など関係当局に対する申請を取り下げたことを明らかにした。
過去には旺旺中時媒体集団や頂新国際集団もいったん中嘉買収で合意しながら、国家通訊伝播委員会(NCC)による不認可や食用油事件などで譲渡には至らなかったため、今回の申請取り下げは3回目の頓挫となる。
ただ、競争が激しいCATV業界では、中嘉買収が経営規模拡大につながるため、関心を示す内外資本は多いとされる。特に大豊有線電視(dmg)が大株主の龍巌集団を通じ、中嘉買収を目指す意向を示している。
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