華碩電脳（ＡＳＵＳ）の低価格小型パソコン（ＰＣ）、Eee PCは、昨年10月の発売以来、昨年第４四半期は30万台、今年第１四半期は60万～70万台と順調に販売台数を伸ばしており、来週には8.9インチ型ディスプレイ搭載の２代目Eee PCが台湾で発売される予定で、第２四半期に100万台の販売を目標に掲げているもようだ。18日付工商時報が報じた。
Eee PC発売以来、低価格ＰＣ市場では米ヒューレット・パッカード（ＨＰ）が「Mini-Note PC」を発表し、水面下で計画を進めてきた宏碁（エイサー）も６月に低価格ＰＣ発売を計画するなど、大手メーカーの進出が相次いでいる。
ライバルの市場進出に対抗すべくＡＳＵＳが発売する２代目Eee PCは、注目機能としてタッチパッドに複数の指で操作が可能な「マルチタッチ技術」を搭載しており、二本の指を使って画像の大きさをコントロールできるという。
エイサーの王振堂董事長は、「低価格ＰＣは新たなユーザーをもたらし、ＰＣ市場規模は今後数年で２億8,000万台～３億台から5億台規模に拡大する」と、低価格ＰＣがＰＣ産業全体にとって重要なけん引力となるとの見方を示した。
