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ASUSとMSIのゲームノート、昨年利益70億元超


ニュース 電子 作成日:2017年2月10日_記事番号:T00068870

ASUSとMSIのゲームノート、昨年利益70億元超

 10日付電子時報によると、2016年ゲーミング(ゲーム用)ノートパソコン市場規模450万台のうち、華碩電脳(ASUS)の販売台数が120万台、微星科技(マイクロスター・インターナショナル、MSI)が80万~85万台で上位2位を占め、両社合計の税引き前利益が70億台湾元(約260億円)を超えた。両社は今年も出荷台数で前年比10~15%増を見込む。

 近年、ノートPC需要が世界的に低下する中、中国や韓国、ロシア、欧米などの政府がeスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)を支援していることもあり、ゲーミングノートPCは需要減退は見られず、平均販売価格(ASP)、粗利益率も向上しているため、各社の参入が相次いでいる。

 ゲーミングノートPC販売価格は上位機種で1,799米ドル以上、中位機種で1,499米ドル以上、下位機種で1,000~1,399米ドルに上る。このほかASUS、MSI、聯想集団(レノボ)、HPは中国や東南アジアで、799~999米ドルの超低価格のエントリーモデルも投入している。

 業界関係者は、レノボ、神舟(Hasee)、機械革命(MECHREV)といった中国メーカーや、HP、デルなどによる中国や韓国での価格競争が激化しているほか、技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)のAORUS(オラス)ブランドも急成長しており、ASUSとMSIが出荷成長や平均販売価格を維持するのは容易でないと指摘した。