台湾福斯汽車（フォルクスワーゲン台湾、ＶＷ台湾）は１月、台湾における新車販売台数が1,200台を突破し、前年同月比50％を超える成長を記録。単月過去最高を更新した。昨年半ばに実施した、製品ラインアップの調整、オプション装備のグレードアップ、市場が期待する価格への接近といった大幅な経営戦略の変更が奏功した形だ。10日付工商時報が報じた。
ＶＷ台湾は９日、新春記者会見を開き、２年前に代理権を回収して台湾子会社を設立、直営に移行した後、昨年上半期は排ガス不正問題の影響で業績が落ち込んだものの、経営戦略の調整により下半期から目に見えて回復し、通年販売台数では8,100台（商用車を含まず）と例年並みの水準を維持したと説明した。
また今年は４月より、月999～1,399台湾元（約3,700～5,100円）で４年間にわたり定期的に保守・点検が受けられるほか、保証期間を５年に延長できるサービスを実施する予定で、通年販売台数で前年比２割増を目指す。
