ニュース 運輸 作成日:2017年2月10日_記事番号:T00068880
高雄環状ライトレール(軽軌鉄道、LRT)の第2期建設工事が9日、着工した。同工事が完了すれば、高雄市立美術館周辺の「美術館特区」や「亜洲新湾区(アジア・ニュー・ベイエリア)」、「農16特区」といった重要な再開発地域が結ばれることになり、高雄都市交通システム(MRT)紅線、橘線と合わせ、環状線内に同市における高不動産価値エリアが形成される見通しだ。10日付工商時報が報じた。
陳菊高雄市長は、高雄LRTは環境に優しい交通システムで、同市の発展の象徴になると話した(高雄市政府リリースより)
同日行われた着工式典に出席した高雄市不動産開発商業同業公会の張永義理事長は、「高雄LRTの環状線内および沿線は従来、不動産市場では『卵の白身』(高価値エリアの周辺)エリアと認識されてきたが、今後は『黄身』エリアへの昇格が期待できる」と指摘した。
従来より美術館特区、亜洲新湾区、農16特区周辺の不動産価値は高かったが、既にMRT紅線によって連結されている亜洲新湾区と農16特区に加え、同市西部に位置する美術館特区がLRTによって結ばれ、交通の便が向上すれば、環状線内全体の不動産価値が上昇するとの見方だ。
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