ニュース 石油・化学 作成日:2017年2月13日_記事番号:T00068896
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の王文淵(ウィリアム・ウォン)総裁は、同グループが投資を行う米テキサス州のグレッグ・アボット知事より特別に招待を受ける形で春節(旧正月)明けの今月3日から8日にかけ、訪米したもようだ。テキサス州は台プラからのさらなる投資を呼び込むべく、優れたシェールガス資源を備えた州内の投資先を推薦するとともに水道や電力供給に関する支援を申し出たとされる。13日付工商時報が報じた。
王総裁は今回、早くからテキサス州に投資を行っている台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の林健男董事長、現在ルイジアナ州での投資計画を進める台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の洪福源副董事長と台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)の陳宝郎董事長らとともに訪米。テキサス州ヒューストンで開催された企業誘致イベントに参加した。
その際、台プラの誘致に向けて特別に設置されたプロジェクトチームの担当者が、同州ビクトリア郡、ヒューストン郡、オレンジ郡、およびコーパスクリスティの投資条件などについて報告を行ったという。
なお王総裁は、海外での投資を検討する上で重要な点として▽当該市場についての理解度▽従業員の赴任意欲▽当該国(市場)における政治経済の安定度──の3項目を挙げ、現時点で米国と中国が比較的投資に適しているとの見方を示した。
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