ニュース 金融 作成日:2017年2月13日_記事番号:T00068899
トヨタの台湾総代理店、和泰汽車は、このほどチューリッヒ保険の損害保険台湾子会社、蘇黎世産物保険(チューリッヒ・インシュアランス)の株式99.73%の取得を完了し、3月1日付で同社の社名を「和泰産物保険」に変更する。13日付経済日報が報じた。
和泰汽車はこれまで、系列の保険代理店「和安保険代理人(和安保代)」を通じ、富邦産物保険、明台産物保険、新光産物保険、旺旺友聯産物保険(ユニオン・インシュアランス)などの保険商品を代理販売してきた。和泰汽車は今回、自社系列の損保会社を確保した形となり、今後は他社商品からの契約乗り換えが進むとみられている。
和泰汽車の試算によると、トヨタ車の保険料は年間160億台湾元(約600億円)で、過半(2015年は86億元)を和安保代が扱ってきた。自動車保険市場での和安保代のシェアは11.8%を占める。
当初業界内では、和安保代が扱う自動車保険の半分が初年度に和泰産物保険に持っていかれるとの警戒感もあった。しかし、和泰汽車の蘇純興総経理は「サービスの品質、企業文化の融合などを考えると、初年度の乗り換えは10~20%にとどまる」との見方を示した。
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