ニュース 金融 作成日:2017年2月13日_記事番号:T00068900
中台の政府間関係が冷え込む一方で、金融業界では依然として台湾の銀行による中国での拠点拡大が続いており、中国信託商業銀行(CTBCバンク)が今年末の上海虹橋支行(支店)の開業を目指しているほか、永豊商業銀行(バンク・シノパック)も広州分行(地域本部)の開設について、既に銀行業監督管理委員会(銀監会)広東監管局より承認を受け、年内に開業できるとの見通しを示した。13日付工商時報が報じた。
中信銀は上海浦西地区に開業予定の虹橋支行について、開業すれば浦東陸家嘴地区に開設している上海分行と同市における事業展開で相互補完効果が期待できると説明。さらに将来的には近隣の江蘇省へも展開を拡大したいとの考えを示した。
同行は「当行にとって大陸(中国)市場は一貫して海外展開における重要地区」と強調。今後も潜在商機を模索し、事業の拡大を進めると表明した。
なお永豊銀は現在、中国に南京子銀行、上海分行を開設しており、南京子銀行の利益は2014年の1,379万人民元(約2億3,000万円)から15年は1億3,700万人民元へ、約10倍の大幅成長を遂げた。
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