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HTC、赤字7四半期連続に


ニュース 電子 作成日:2017年2月15日_記事番号:T00068946

HTC、赤字7四半期連続に

 宏達国際電子(HTC)が14日発表した2016年第4四半期の純損失は31億台湾元(約115億円)で、前期比72%拡大し、7四半期連続での赤字となった。16年通年の純損失は105億6,000万元に上った。本業のスマートフォンが不振から脱しておらず、新事業の開拓に伴う損失も続いたためだ。15日付蘋果日報が報じた。

 16年の売上高は781億6,100万元と前年比35.7%減少し、過去11年の最低を記録した。営業損失は146億元と2年連続で140億元以上となった。

 張嘉臨HTCスマホ・モノのインターネット(IoT)事業総経理は、今年は製品の調整により第1四半期から四半期ごとに業績が改善する見通しで、通年での黒字化を目指すと話した。

 張総経理はさらに、今年は▽スマホ▽バーチャルリアリティー(VR)システム▽ODM(相手先ブランドによる設計・生産)──を事業の3本柱にすると説明。スマホ事業では各四半期にスター製品を投入するが、年間で注力する機種は5~6種類に抑えるとした。VR事業は成長が続く見込みで、提携先とエコシステム拡大を図る方針だ。ODM事業はスマホに限定せず、収益などを重視すると説明した。