ニュース 金融 作成日:2017年2月15日_記事番号:T00068953
中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)傘下の中国信託商業銀行(中信銀)によるタイの金融持ち株会社、LHフィナンシャルグループ(LHFG)への出資が遅れていた問題で、金融監督管理委員会(金管会)関係者は14日、出資計画が既に金管会に提出され、審査が行われていることを明らかにした。15日付工商時報が伝えた。
中信金は昨年3月、LHFGに166億タイバーツ(約540億円)を出資し、株式35.6%を取得すると発表したが、監督機関による認可が遅れていた。中信銀がターゲット・リデンプション・フォワード(TRF)と呼ばれる金融派生商品(デリバティブ)の販売で過失があったとして処分を受け、改善措置を完了するまで、金管会による審査が先送りされていたためだ。出資契約の期限は当初、昨年末までだったが、今年9月末まで延期されている。
金管会は「中信銀はデリバティブに関する苦情案件の処理が完了し、新たな通報案件もないため、海外出資計画が迅速に処理される可能性がある」と説明した。
これに先立ち、中信金の海外投資計画は、中信銀行国際(中国)の買収、英大手銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のマレーシア事業買収、農銀人寿保険への出資などが相次いで頓挫していた。
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