ニュース 運輸 作成日:2017年2月15日_記事番号:T00068956
33人が死亡した観光バス横転事故を受け、交通部の王国材政務次長(次官)は14日、年内にも観光バスとその運転手の動向をリアルタイムで把握するための管理システムの構築を完了させる方針を明らかにした。法定上限を超える長時間勤務を防ぎ、バスの安全な運行を確保するのが目的で、16日の閣議で報告される。15日付経済日報が伝えた。
交通部は昨年以降、観光バス会社に対し、バスに全地球測位システム(GPS)を搭載し、走行経路、運行状況などのデータが交通部公路総局を自動的に送信されるシステムを導入するよう求めている。運転手が4時間ごとに30分の休憩を取らなかったり、スピード違反を犯したりしたケースには管理センターが直接運転手に指導を行う仕組みだ。システム整備完了後には、市民がインターネット上でバスの位置などを確認できるようになる。
王次長は「これまで観光バスに対する管理は不定期、不特定の場所での路上検査のほか、毎年観光バスに対する評定を行い、インターネット上に結果を公表してきたが、いずれも静態的な対応だった」とした上で、今回の事故は長時間勤務と関係があるとみられることから、交通部として管理をさらに強化していくと説明した。
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