16日付電子時報によると、シリコンＩＰ（知的財産）プロバイダー、力旺電子（イーメモリー・テクノロジー）は、スウェーデンのフィンガープリント・カーズ（ＦＰＣ）、聯発科技（メディアテック）が出資する中国の深圳市匯頂科技（GOODiX）、台湾の神盾（イージステクノロジー）といった指紋認証ＩＣ大手から受注を獲得したと伝えられており、今年は同ＩＣ関連の権利金収入が大幅に増加する見通しだ。
イーメモリーは今年、指紋認証ＩＣおよびタッチコントロールＩＣコア内蔵のディスプレイ整合型ドライバーＩＣ「ＴＤＤＩ」に使用される組み込み不揮発性メモリ（ｅＮＶＭ）に関するシリコンＩＰによる業績貢献を強く好感している。実際、昨年は指紋認証ＩＣ関連の権利金が全体に占める比率は３％にすぎなかったが、今年第１四半期は既に７％まで拡大している。
一方、ＴＤＤＩについては、今後業界の主流となるとの見通しからドライバＩＣおよびタッチコントロールＩＣのサプライヤーが相次いで同分野に参入しており、イーメモリーの成長を推進すると見込まれている。
