ニュース 電子 作成日:2017年2月16日_記事番号:T00068972
16日付経済日報がブルームバーグの報道を基に伝えたところによると、アップルがスマートフォン「iPhone」向け有機EL(OLED)パネルについて、中国の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)からの調達を検討しているとの観測が浮上している。同社がiPhone向けサプライヤーに決まれば、日韓メーカー以外がアップルにパネルを供給する初めてのケースとなる。
報道によると、アップルと数カ月前より、BOEが生産したアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルのテストを実施しているとされる。両社の交渉は初期段階にあり、今年発売されるiPhone新機種に採用される可能性は低いものの、BOEは2018年以降の機種での採用を目指しているという。
このほか、アップルはタブレット端末「iPad」用タッチパネルモジュールについても中国の深圳欧菲光科技(深圳Oフィルムテック)からの調達を検討しているとされ、これが実現すれば現在同部品を供給する鴻海精密工業傘下のタッチパネルメーカー、業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション、GIS)や宸鴻集団(TPKホールディング)など台湾メーカーに打撃となると予想される。
凱基証券投資顧問(KGIインベストメント・アドバイザリー)の郭明錤アナリストは、欧菲光は現在、iPad新機種用タッチパネルモジュール向け生産ラインの設置を進めており、今期末には出荷を開始するとの見方を示した。アップルは今年上半期、iPad用タッチパネルの約10%を欧菲光から調達する方針をされるが、同社の良品率や生産能力が向上すれば下半期に発注比率が20~30%に拡大する可能性もあるという。
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