インド西部マハーラーシュトラ州のファドナビス首相は14日に鴻海精密工業の邢治平広報担当などと面会後、ツイッターで「鴻海が当州に生産拠点を設置する計画を改めて表明した」と書き込んだ。鴻海は同州コンカン郡で携帯電話用部品を生産するとみられている。このほか、鴻海は同州プネ市でも生産拠点の候補地を探しているされ、計画が実現すれば同社のインド生産拠点は現在の４カ所から６カ所に拡大することになる。インディアン・エクスプレス誌などの報道を基に16日付経済日報が報じた。
鴻海は2015年にマハーラーシュトラ州へ５年間で50億米ドルを投資すると発表した。20年までにインドに生産拠点を10～12カ所設置する目標だ。鴻海は現在、▽ニューデリーのモバイル端末工場▽タミル・ナードゥ州のスリペルンブドゥール工場▽アーンドラ・プラデーシュ州スリシティー工業団地のモバイル端末工場（生産能力100万台）▽マハーラーシュトラ州ナビムンバイの携帯電話工場──の４基が既に稼働しているとされる。
