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TPK、今年は毎期利益計上を目標


ニュース 電子 作成日:2017年2月17日_記事番号:T00068995

TPK、今年は毎期利益計上を目標

 タッチパネル最大手、宸鴻集団(TPKホールディング)は16日、インターネットを通じて業績説明会を行い、今年は全ての四半期で前年同期を上回る売上高を上げ、利益を計上するとの目標を示した。17日付工商時報が報じた。

 同社は昨年第4四半期、連結売上高が前期比5.5%減、前年同期比28.2%減の247億2,000万台湾元(約910億円)となった。製品構成の見直しと末端価格の調整、不採算製品の処分に伴う費用の発生などにより、本業で4,500万元の損失を計上した。ただ、子会社の宸展光電の処分利益や台風で出た損失に対する保険金収入の業務外利益が計7億5,000万元に上ったため、最終利益2億9,600万元を確保した。第4四半期の1株当たり利益(EPS)は0.89元となったが、2016年通年では4.27元の損失だった。

 鍾依華同社総経理は、今年上半期はタブレット端末、ノートパソコンの新製品量産が売上高が下支えし、下半期はスマートフォンの新機種が売上成長の原動力になるとの見方を示した。今年の設備投資計画は前年比41%増の47億元で、このうち80%を有機EL(OLED)の3D(3次元)タッチパネルに充てる。