オーバー・ザ・トップ（ＯＴＴ、インターネット経由による動画配信サービス）を提供する中国の「愛奇芸」（iQIYI）と台湾の立視科技（ＬｉＴＶ）は、今年の春節（旧正月）連休期間に台湾における会員数、ダウンロード数、閲覧数が軒並み過去最高を更新したと明らかにした。両社はともに、ユーザーの動画視聴方法は明らかに従来のテレビからインターネット経由にシフトしたとの見方を示した。17日付工商時報が報じた。
愛奇芸は、春節連休を含んだ１月26日～２月１日の１週間で台湾サイトの総アクセス数は2,700万人を突破したと明かした。有料会員数は通常より40%増えたという。同社は、春節前に利用期間３カ月、１年間のカードをそれぞれ25%引きで販売したほか、今年は春節連休が短かく自宅で動画を楽しむ人が多かったためと分析した。
ＬｉＴＶは、春節連休期間にアンドロイドＯＳ（基本ソフト）用のアプリケーションのダウンロード数が通常より50%増加し、ネット動画・テレビ視聴アプリのダウンロード数ランキングで首位になったと説明した。ＬｉＴＶのユーザーは累計600万件、アンドロイド用アプリのダウンロード数は累計200万回以上に達している。
