ニュース 公益 作成日:2017年2月18日_記事番号:T00069034
台湾電力(TPC)は夏場の電力不足対策として、「アグリゲーター」制度を導入する契約を米台合弁企業の台湾安奈諾克(エナノック台湾)と結んだ。契約期間は2年、契約額は6億台湾元(約22億円)で、5月以降に電力消費のピーク時間帯に電力消費量を20万キロワット抑制し、電力の供給予備率を0.5ポイント押し上げる。18日付中国時報が伝えた。
アグリゲーターとは、需要先の電力需要を束ね、効果的にエネルギー管理サービスを提供する業者を指す。
エナノック台湾は米アグリゲーター大手、エナノックと台湾の承隆智能工程が昨年合弁で設立した企業だ。
TPCの朱文成董事長は、アグリゲーター制度導入の発表会見で、「今年の電力不足は昨年よりも深刻化する」との見方を示した。TPC第2原子力発電所(新北市万里区)1号機は、使用済み核燃料プールが満杯で、6月初めまでしか稼働できない見通しのほか、水不足が重なれば、大甲渓(台中市和平区)での水力発電にも影響がでかねないからだ。それだけに今夏の電力需給管理はとりわけ重要となりそうだ。
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